劣等眼の転生魔術師(1) 感想

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楽天koboでセールをしていたので買ってみたこの作品。

ちなみに、正式タイトルは『劣等眼の転生魔術師~虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く~』です。

……既視感のあるタイトルですね。

まあ、最近はこのようなジャンルが大流行ですから、当然といえば当然です。

原作者の方は、たくさんのラノベを書いてる方なので、時流に乗った作品を手掛けてみた、というところでしょうか。

以下、読んでみた感想です。

おおまかなあらすじについて

厄災の魔族《黄昏の魔王》を倒した主人公アベルは、魔族が持つ《琥珀眼》という眼を持っており、「その目はもう平和になった世界には不要なものだ」という理由でパーティから外されることに。

そして、アベルは彼以外には構築することができないであろう《転生魔術》により、幼少期の容姿を手に入れ、二百年後の世界に転生。

その世界なら、魔族の生まれ変わりとして迫害された琥珀眼を受け入れてくれる器の大きな世界になっていることを信じて――。

だが、転生した二百年後の世界は、魔術のレベルが恐ろしく衰退した世界だった……。

と、いうようのがおおまかなあらすじです。

主人公は、琥珀眼が迫害されない世界を所望して、二百年後の世界に転生することを決意しているようですが、理由としてはがたがたのような気が……。

ならいっそ、その眼の力を十全に発揮し、世界征服でもしてくれたほうが、話としては面白いのでは、というのが正直な感想でした。

転生する必要、ある……?

まあ、それは今後に語られる話なのかもしれないので、一巻の段階でこき下ろすのはおかしい話ですが。

転生後の世界が転生前の世界よりレベルが低い、というのは最近の転生もの(とくに、異世界から異世界)では鉄板になりつつありますね。

サブタイトルどおり、余裕綽々に生きていくんだろうなぁ、という感じです。

主人公があらゆる展開を苦戦も苦悩もすることなく踏破していくのは見方によっては面白いですが、同じようなジャンルが多い今、多少の辟易はどうしても拭えないものです。

ですが、話の展開次第で、非常に面白い作品になることは当然あると思いますが!

この作品はどうなのでしょうか。

感想1:よくある転生もの

おおまかなあらすじでも述べましたが、よくある転生ものです。

日常から異世界へ、というパターンの転生ではなく、異世界から異世界への転生ものです。

このジャンル、最近結構市民権を得てきましたよね。

正直、食傷気味な傾向にあるような気もしますが、現時点で一番勢いのあるジャンルには違いありません。

『劣等眼の転生魔術師』は、細かい部分では差別化を図っているのだとは思いますが、正直、そこまで真新しいところはありませんでした。

転生元でも無双していた主人公が、転生先で更に無双するという……。

1巻を読んだ限りでは、そんなに引き込まれる内容はなかったように思えます。

ただ、1巻の段階で、隣に住んでいる馬鹿貴族の兄が勝手に闇落ちしていたので、このキャラが今後、どういう風に主人公に絡んでくるかが楽しみです。

個人的に、闇落ちキャラは大好物なので、この馬鹿兄貴が主人公に肉薄するような力を持つ、魅力的なキャラクターになってくれると嬉しいのですが……。

サブタイトルからして、その展開はないですかね……。

感想2:都合のよい展開

主人公が二百年後に転生すると、すぐに自分に従順に従う存在が登場します。

二百年前、主人公が救った魔王の娘です。

主人公に助けてもらった恩返しがしたいからと、百年以上世界を探し回って、ようやく主人公の居場所をつきとめたのだとか。

……ちょっと都合が良すぎるような。

主人公は二百年後への転生の際、なんら準備を行っておりません。

初めて行う転生がなんの支障もなく成功する、というのもなかなかな好都合ですが、そこは物語の導入なのだとしても、その先に主人公が二百年後の世界に適応するのを容易とするキャラクターを配置しておくのはなんというか、チープな感じがしました。

ご都合主義が過ぎるというか……。

物語の流れを遅滞させないための設定だとは思いますが、この時点で少々「んー」と思いました。

感想3:唐突にヒロインを抱く

この描写がどういう意味で差し込まれているのかが1巻の時点では不明でした。

お色気要素みたいなものを入れたかったのかもしれませんが、必然性が感じられません。

出てきたばかりのキャラが勝手にまぐわっている様子を見せつけられても、感情移入も何もない気が……。

「今後もこういう展開があるよ」とか「主人公はあらゆることがうまくいくよ」っていうことの暗喩なのでしょうか……。

感想4:キャラクターに魅力がない

主人公に従順に従うヒロイン1、主人公の隣に住む貴族の馬鹿子供二人。

登場人物というよりは、主人公を引き立てるための道具、という感じがしました。

まだ1巻なので、深く掘り下げられていないだけだとは思いますが。

貴族の馬鹿子供の兄のほうは、主人公に決闘で負けたことによってどうやら闇落ちするような気配があるので、今後の展望に期待です。

弟のほうは、主人公の引き立て役として完全にその地位を確立し、一緒に王国随一の名門校であるアースリア魔術学園に入学しますが、見た目、言動、能力のどれをとってもパッとしないキャラなので、今後活躍する場があるのかが心配です……。

それも併せて、この作品の今後の面白さの一因になると思いますが!

感想まとめ

1巻は、魔術学園に入学、その実技試験の場で、主人公がその類稀なる才能を遺憾なく発揮し、周りを驚愕させたところで終わりました。

感想をまとめると、以下のとおりです。

  • よくある異世界から異世界への転生もの。そんなに真新しさはなさそう。
  • 主人公が軽々しく周囲を凌駕する。流行りの主人公最強設定。
  • 今後は魔術学園を主軸に主人公が無双していく?

1巻の段階では、はっきり言って既視感のある作品だなぁ、という感じでした。

ただ、大部分が物語の導入に費やされていたので、今後の展開次第では、よくある異世界から異世界への転生もの、という現状の評価は覆るかもしれません。

それに期待しながら、次巻を楽しみにしたいと思います!

原作はラノベなので、機会があればそっちも読んでみようと思います。

(マンガ版は原作の良さを消してしまっている場合もあるので……)

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少なくとも、原作の方がマンガ版より、ジャケットの絵が格好良いですね!笑

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