何かビジネス書ライクなものを読んでみよう、と思って目に留まった一冊。
人間、会話が全てみたいなところありますからね。目は口程に物を言うという言葉もありますが、禍福はやっぱり口から生じるものです。
本書は、まあタイトルを見ればわかると思いますが、「人づきあいがラクになる、誰とでも信頼関係が築ける」をテーマとした、雑談をうまくこなせるようになるためのスキル本です。
以下、読んでみた感想と、自分のための備忘録です。
雑談なんて内容はあってないようなもの。適当にうまくこなせりゃいい。
本書の内容をざっくり一行で表すとこんな感じでした。
まあ、雑談と元来そういうものですしね。井戸端会議なんてほとんど意味のない、根も葉もない流言飛語が飛び交う場といっても過言ではないのでしょうし。
雑談自体に意味があるのではなく、雑談によって相手との関係性を少しでも向上させるのが目的なのだから、雑談に対して異常に神経質になったり、必死に面白い話をする必要はないよ、という感じでした。
雑談にはいくつかルールがあり、それについての解説、というのが本書の構成です。
具体例を踏まえながらの説明で、文章も簡易なものなので、非常に分かりやすかったと思います。
雑談力は知識ではなく技能。実践してみるしかない。
ただ、流し読みをしただけでは雑談力はつくことはないなぁ、と思いました。こういうのは知識でなく技能ですから、実践して自分の中に落とし込まないと身につかないものであるのだから当然ですね。
個人的に「おお!」と思ったのは以下の5点。
- 雑談は情報交換ではなく、気持ちをやりとりするもの。
- 趣味は雑談では答えにくかったりするもの。聞くなら最近ハマっているものが適切。
- 知らないことは聞けばいい。それで十分雑談。
- とりあえず褒めろ。
- 仲良くしたいときは腕は組まない。逆に、拒絶したいときは腕を組め。
このあたりは、さっそく実践していきたいなぁ、と思いました。
雑談力。身に着けておいて損はありませんからね。
タバコと雑談はやはり密接な関係。喫煙所コミュニケ―ションは実は理にかなっている?
読んでみてふと思ったのが、喫煙所でのコミュニケーション。
同じ職場だけれど、仕事上ではあまり話さないような関係性の相手でも、喫煙所では結構簡単にお話できたりすることがありますが、実はあれ、終わりがあるからなのかもしれないな、と思いました。
本書でも「雑談は程よいところで切り上げろ」とあったのですが、喫煙所での会話はだいたい、どちらかのタバコが吸い終わればおしまいです。チェーンで2本くらい吸う人はいると思いますが、それでもせいぜい10分程度の時間。終わりが見えてる分、適当な話がしやすいのかもしれません。
まあ、完全に僕の勝手な考えですが……。
タバコは身体に悪いということなので、吸わないに越した話ではないのでしょうが、相手との距離を詰めるツールの一つ、と割り切って考えてみるのも方法の一つとして数えてもいいのかもしれません。
最近はニコチンタールなしのタバコ(タバコなのか?)等もありますし、自分の実情に合わせて、色々試してみるといいのかも……。
自分の主義主張、価値基準だけでは生きにくい世の中ですからね……笑
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